平川市とjwp、省電力広域無線技術(LPWA)「Sigfox」による鳥獣捕獲検知システムの導入実証実験を開始

2019年5月28日

平川市
株式会社ジョイ・ワールド・パシフィック

平川市(市長:長尾 忠行)と株式会社ジョイ・ワールド・パシフィック(本社:青森県平川市、代表取締役社長:木村 清勝、以下jwp)は、jwpが開発したクマやイノシシといった鳥獣捕獲を検知・通知するシステム「わなベル」導入による捕獲罠見回り省力化の実証実験を2019年6月より開始いたします。

近年、各地で鳥獣被害が深刻化しており一刻も早い対策が望まれる一方で、捕獲に携わる狩猟者の減少や高齢化などにより、捕獲効率の向上や見回り負荷の軽減が課題となっています。この課題を受けてjwpでは、LPWA※1ネットワーク「Sigfox※2」を利用し、既存の捕獲罠にも簡単に取付できる捕獲検知・通知システム「わなベル」を開発しました。

実証実験では平川市が主導する鳥獣被害対策実施隊と連携し、システムのフィールド運用・課題抽出・有用性の確認を行います。


背景
平川市では、ツキノワグマや、野うさぎなどによる農作物やりんご樹への甚大な被害があり、平成28年度は41a、150万以上の被害があった。現在は鳥獣用の監視カメラを設置し、生育状況や被害状況などを収集しているが、熱源を感知し動画やアラートをメールで通知する仕組みとなっているため、見回りをおこなう人間や、車のエンジンなどにも反応してしまい、不要なアラート通知が多数発報されるなどの問題もある。今回導入する「わなベル」では、捕獲罠の侵入口が閉じたことを検知する仕組みとしており、実証実験でクマ用の檻罠に取付けし有効性を確認する。


今回通信に利用するSigfoxは、IoTに特化して開発・普及が進んでいるLPWAネットワークのひとつで、低コスト・低消費電力・長距離伝送を特長としたグローバルIoTネットワークです。2009年よりフランスで導入が始まり、日本国内においても2020年3月までに全国にサービスエリアが拡大される予定で普及が進んでおり、既に青森県でも平川市を含む多くの地域で利用が可能です。

「わなベル」はSigfoxの特長を活かし、乾電池での動作が可能で、面倒な工事の必要もなく、既存の捕獲罠にも簡便に取付できるのが特徴です。センサーが捕獲を検出するとSigfoxを通じてクラウドに捕獲情報が伝送され、利用者にメールなどで捕獲情報や位置情報が通知されることで、見回りの負担が軽減されます。また、捕獲後の迅速な処理が可能となることで、捕獲鳥獣のジビエ利用などにも活用が期待できます。

※1 SigfoxはフランスのSigfox社が提供しているIoT用のネットワーク規格です。2009年よりフランスで導入が始まり、ヨーロッパを中心に現在45カ国に展開、2018年中までに60カ国に拡大される予定です。日本では、京セラコミュニケーションシステム株式会社が事業者となり国内でサービスを提供し、2020年3月までに全国展開(人口カバー率99%)を目指しています。青森県内でも既に一部地域で利用が可能です。

※2 LPWAとは「Low Power Wide Area」の略で、低消費電力、km単位の長距離で通信できる無線通信技術の総称です。機器のバッテリー消費を抑えながら、データを収集する基地局まで電波を届けることができ、特にIoT(Internet of Things、モノのインターネット)向けなどに有用な技術であると注目を集めています。

jwpの概要

会社名株式会社ジョイ・ワールド・パシフィック
所在地青森県平川市館山前田85番地2
代表者代表取締役社長 木村 清勝
事業内容 光学レンズの接合・墨塗りおよびユニット組立・製造、半導体検査機器(プローブカード)の製造、食品カロリー測定器の開発・製造、コンピューターのソフトウェア開発・販売、M2M・農業ICT活用製品の開発・販売、Web制作・インテグレーション事業
設立1981年
URLhttp://www.j-world.co.jp/

※ サービスの内容は予告なく変更させていただく場合があります。

※ 製品名および会社名はそれぞれ各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ

(株) ジョイ・ワールド・パシフィック
ITビジネス課 佐藤、佐々木
電話: 0172-44-8133 FAX: 0172-44-8559
メール: こちらのフォームからお問い合わせください

(注)ニュースリリースに記載されている内容は、報道発表日時点の情報です。 ご覧になった時点で、内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。

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